12月29日(日)年末休み早々に韓国で悲しい事故が起きました。それはチェジュ航空の航空機が務安(ムアン)空港で滑走路を越えて壁に激突して炎上した事故です。この事故で乗客・乗員181人のうつ179人が亡くなる形となりました。
世の中では原因は何だったのか?と疑問の声が上がっております。今回は2つの原因が考えられることがわかりましたので纏めていきたいと思います。(以下の事がこの記事で分かります)
済州(チェジュ)航空の事故原因は何?
考えられる原因として2つのことが考えられる為、その理由も含め纏めていきたいと思います。
①バードストライクが原因
メディアではバードストライクが原因の可能性が高いと報道しております。一体バードストライクとは何でしょうか?またバードストライクが起きる原因は何でしょうか?
バードストライク:飛行機に鳥が衝突する事故、飛行機のエンジンが鳥を吸い込むこと
原因:ジェットエンジンは猛烈な勢いで空気を吸い込むため、近くを飛ぶ鳥が巻き込まれる
バードストライクが起こるとエンジン損傷、機体の損傷、飛行の安定性の低下に繋がる可能性があります。これは鳥が大きければ大きいほど可能性が高まります。
このバードストライクが原因による死亡事故は過去にも事例としていくつかありますので、今回も可能性としては考えられますね。(以下が過去の事例です)
イースタン航空375便事故(1960年10月4日): ローガン国際空港を離陸直後、ムクドリの群れと衝突し、墜落。乗員乗客72人中62人が死亡。
エチオピア航空604便事故(1988年9月15日): バハルダール空港を離陸直後、ハトの群れと衝突し、両エンジンが停止。乗員乗客104人中31-35人が死亡。
アメリカ空軍E-3セントリー墜落事故(1995年9月22日): エルメンドルフ空軍基地を離陸直後、ガチョウの群れと衝突し、左翼側のエンジン2基が停止。乗員24人全員が死亡。
アゼルバイジャン航空の旅客機墜落事故(2024年12月25日):カザフスタンのアクタウ市付近でアゼルバイジャン航空の旅客機がバードストライクに遭遇し、墜落しました。この事故で38人が死亡しました。事故原因は、鳥がエンジンに衝突したことによるものとされています。
今回事故が起きた務安(ムアン)空港は以前よりバードストライクの可能性が高い空港であると指摘されていたことも分かっています。
②整備不良が原因
メディアによる原因は上述通りバードストライクの可能性が高いとされていますが、一方で整備不良が原因ではないか?との声も上がっております。
整備不良ではないか?と噂される理由について以下の理由が考えられます。
・2年前に関西国際空港で整備不良によるエンジントラブルが発生しながらも、チェジュ航空がバードストライク(鳥の衝突事故)によるものだと嘘をついて隠蔽しようとした事件があった
・チェジュ航空の整備士が匿名掲示板「ブラインド」で暴露したことで事件の真相が明らかになり、今回と同機であることが判明
確かにこの投稿を見ると、過去の事件が隠蔽されたこと・同機であったことが分かりますね。このことから(過去の出来事から)、今回も同じく隠蔽しているのでは?という声が上がっているということになります。
まとめ
チェジュ航空の航空機が務安(ムアン)空港で滑走路を越えて壁に激突して炎上した事故について原因は何か?について纏めました。原因としては①バードストライク②整備不良であることが分かりました。
いずれにせよ、今回の原因を明らかにし、今後同じような事故が起きないようにしてほしいですね。
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